初心者のうちは、「どこに行けば釣れるのか分からない」「無料の公園は混んでるし、汚いし、なんか怖い」という不安がつきまとうものです。
東京から少し足を伸ばしてでも行く価値がある、最強の釣り場を紹介します。それが横浜にある「大黒海づり施設」です。ここは有料の施設ですが、その分、無料の公園とは比較にならない「安全性」「快適さ」、そして「圧倒的な釣れる確率」が約束されています。
この記事では、釣りポイントや釣果の出し方を詳しく説明します。大黒海づり施設に行ったけど何も釣れなかった、行っても釣れないという方の助けにもなるよう細かく解説しています。
初心者の方が気になりがちなタモの長さ、水深、竿受けの適合、ルールなどをわかりやすくまとめたQ&Aセッションも用意しています。
また、日本で一番詳しい大黒海釣り施設攻略情報を目指し、随時更新します。
イラストで解説!大黒海づり施設の基本ポイント
大黒海づり施設は巨大な桟橋です。どこで釣ればいいか迷わないよう、基本的なポイントの特徴をイラストマップで解説します。

まずは、こちらの全体図をご覧ください。
▲大黒海づり施設全体マップ
(※水深は潮の満ち引きや場所によるので目安です)
施設は大きく分けて、潮通しの良い「外側」と、釣りのしやすい「内側」、そして人気の「先端」に分かれます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
「ケーソン」と呼ばれる堤防の隙間も名高いですが、初心者の人はおまけ程度に考えてください。正直最近はかなり難しいです。
1. 初心者はまずココ!釣りのしやすい「内側」
マップの上側、入って右側の、横浜に向かって開けているのが「内側」です。
- 特徴:水深が足元で7.5〜9mと深く、潮の流れもそこそこあります。アジやイワシなどの回遊魚は、この潮に乗って回ってくることが多いです。
- 狙い目:サビキ釣りでアジ、イワシ、サバを狙うなら、まずはこちらの内側(特に管理棟から見て先端〜中央付近)に釣り座を構えるのが鉄則です。
- 初心者へのアドバイス:足元から水深があるので、遠くに投げなくても釣果が期待できます。混雑時はここから埋まっていきます。
ネット上では内側は根掛かりしない!投げ釣りに向いている!ということしか書いていない記事が多いですが、意外と根掛かりするので気を付けてください。特に図に書き込んだ通り、中央~先端寄りは足元から20~30m付近にがっつり根があります。
最先端の場所や中央より手前は根が少なく、投げ釣りに向いています。シーズンにはシロギスやイシモチも連発し、高実績です。

近年、サビキ釣りでは内側中央~先端の釣果が目立ちます。この写真も内側です。海に開けた外側に釣り座を構えたくなりますが、内側に釣り座を探すほうが安定した釣果を得られるでしょう。ただ、外側の調子が良い日もあるのでチャレンジも時には必要です。
サビキはトリックサビキがいい日もあれば普通のサビキがいい日もありますが、色は白が圧倒的に好釣果です。ケイムラを推す声も強いですが、小アジやサッパはともかくアジ狙いなら白一択です。
↑圧倒的高実績のサビキ二種。上記写真の釣果は小アジ専科白の4号にて。
【最終兵器】絶対に釣りたいなら「トリックサビキ」がおすすめ
「せっかく有料施設に来たんだから、何が何でも絶対に釣って帰りたい!」 そんなあなたには「トリックサビキ」がよいでしょう。
普通のサビキ釣りは「カゴに入れたエサの煙幕」で魚を寄せて、その中にある「擬似餌(スキンやビニールが付いた針)」を間違えて食わせる方法です。しかし、魚の活性が低い時や、スレている(警戒している)時は、見切られて釣れないことがあります。
一方、トリックサビキは違います。 専用の仕掛けを使い、針そのものに本物のエサ(アミエビ)を直接こすりつけて海に投入します。魚からすれば「目の前に本物のエサがある」状態なので、疑うことなく食いついてきます。
体感ですが、黒鯛やカサゴなどの変わり種は特に釣れやすくなります。
必要なのは「スピード餌付け器」だけ
やり方は簡単です。普通のサビキ仕掛けではなく、「トリック用」として売られている針が二重になった仕掛けを使います。 そして、セットした「スピード餌付け器」という専用の道具にアミエビを置き、その溝に仕掛けをシュッと通すだけ。これだけで全ての針にエサが付きます。
大黒海づり施設のように魚影が濃い場所でトリックサビキを使えば、鬼に金棒。周りが釣れていない時間帯でも、自分だけ入れ食い状態になることも珍しくありません。絶対にボウズを回避したいなら、この仕掛けと餌付け器を準備していくことをおすすめします。
↑トリックサビキも種類はたくさんありますが、幅広く使用した結果トリックエースが最も扱いやすいです。餌持ち、針掛かりともに最高。
↑トリックサビキには餌付け器が必須です。いろいろありますが、結局これが一番でしょう。コンビニのヘアゴムや太い輪ゴムなどでパイプに固定します。
楽なのはサビキ、釣果が安定するのはトリックサビキなので使い分けてください。針のサイズは4~5号を使っておけば大きめのアジからイワシまで対応できます。ネットにはいろいろ細かく区切られた情報が散らばってますが、難しいことを考える必要はありません。
そんな事よりタナ(仕掛けを投入する深さ)の方がよほど釣果に直結します。
アジ狙いは基本一番底狙いですが、割と日によります。特にアジのサイズが小さいときやイワシが多いときは中層や表層で入れ食いになることもあるので、タナは常に探ってください。仕掛けの長さを考慮して、底からリール2巻きずつずらしてみると良いと思います。
複数人できたときはみんなでばらばらのタナを探って情報を共有しましょう。
とはいえ、良型のアジ狙いなら底が安定です。竿一本は底タナで固定しておくのが良いでしょう。

↑内側中央で釣れたコショウダイ。サビキをしながらこんなのが狙えるのも大国のポテンシャル。
内側での大物の狙い方はのちほど詳しく説明する記事を書きます。が、サビキにも十分食ってくる可能性があるのがいいところ。
トリックサビキの場合、置き竿が便利です。ただし、第一精工のスーパーパイプ受太郎シリーズは大黒では使えないので注意してください。大国のパイプはかなり太く、120㎜以上の取り付け幅と相応の深さがないと固定できません。
↑ナカジマの万能竿受けは安価かつ大黒海づり施設のパイプにも使えます。もちろんほかの釣り場でも使えるので、汎用性はかなり高くおすすめです。
もう一つ忘れてはいけないのが、ぶっこみサビキです。仕掛けを少し投げるだけで釣果が全然違います。混雑時はアンダースローで十分効果を発揮します。
すべてに共通して言えることですが、できるだけ長い竿を使いましょう。足元から遠くを狙うことで魚へのプレッシャーが少ない場所を狙うことができるだけでなく、おまつりのリスクも減ります。磯竿の5M前後のもので、サビキの場合は2~3号がおすすめです。
このあたりのサビキ釣りに関しては、詳しく説明する記事を作るので少々お待ちください。
以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ合わせてご一読ください。
2. 潮通しがよく、ルアーや泳がせ釣りに向く「外側」
マップの下側、東京湾に向かって開けているのが「外側」です。
- 特徴:水深が8〜10mと深く、潮の流れが速いです。大型の回遊魚は、この潮に乗って回ってくることが多いです。
- 狙い目:ルアー釣りでタチウオ、サワラ、シーバスを狙うなら、まずはこちらの外側(特に管理棟から見て手前〜中央付近)に釣り座を構えるのが鉄則です。外側中央付近には良い根があり、クロダイも高実績です。
- 初心者へのアドバイス:足元から水深があるので、遠投の難しい初心者でも釣果が期待できます。ただ、全体的に根が荒いので注意してください
ちなみに、シーバスを狙うなら外側手前一択です。テトラの際が最も高実績ですが、根掛かりには気を付けましょう。
↑ルアーは圧倒的にこれが高実績です。サワラ狙いにも意外と好調で、ブレードジグよりよく釣れている印象です。
タチウオ、サワラは場所を問わず実績がありますが、シーバスとは逆で先端に行くほど釣れています。タチウオの高実績ルアーも圧倒的に上記のコアマンです。
↑次点でこれ。やはりコアマンが人気なのにはそれなりの理由があります。どちらもただ巻きで釣れるのがいいところです。

外側中央にはいい根があり、クロダイが高実績です。ただ、クロダイ師はみんなヘチ釣りに夢中で意外とやっている人が少ないので穴場かもしれません。釣り方は詳しく説明する記事を作ります。
【注意】大黒海づり施設は柄杓を使った撒き餌と団子釣りは禁止です。
3. 一発大物狙いの人気スポット「先端(赤丸付近)」
桟橋の一番奥、灯台があるエリアです。
- 特徴:潮の流れが最も速く、複雑に変化する一級ポイントです。
- 狙い目:潮通しが良いため、イナダ(ブリの若魚)などの大型青物や、良型のアジが回遊してきやすい場所です。
- 初心者へのアドバイス:大物が狙える反面、常に混雑している超人気スポットです。また、潮が速すぎて仕掛けが流され、隣の人と絡まるトラブルも起きやすいです。サビキ釣りに慣れてきて、「もっと大きな魚を釣りたい!」と思った時に挑戦するのがおすすめです。
ここはまず入れないと思った方がよいでしょう。常に常連の人たちが入っています。とはいえみんないい人なので、コミュニケーションを取れば近くには入れてもらえるかもしれません。
もし運よく入れたときは、迷いなくぶっこみサビキをしましょう。大型のアジが最も安定して釣れるのはここです。
4. 意外な穴場?「渡り桟橋」や「ケーソン」
管理棟からメインの桟橋へ渡る通路周辺や、堤防の通路下の割れ目です。
- 特徴:堤防の割れ目に軽い仕掛けを落とし込んで狙います
- 狙い目:岩陰に隠れるカサゴやメバルなどの根魚や、クロダイ、メジナなどが狙えます。
- 初心者へのアドバイス:メインの桟橋が満員で入れない時や、のんびり糸を垂らしたい時に意外な釣果が出ることも。
ただし最近はかなり難しいです。ヘチ師でさえ、ケーソンではなく内外の壁面を探っていたりします。特に、初心者の方が市販の仕掛けをそのまま突っ込んで根掛かりしてしまっている場面をよく目にします。ポイントが荒れる原因になり、魚の住処が減るのでやめましょう。
やるなら、ヘチ釣りの基本を身につけましょう。YouTubeに入門動画はいくらでもあります。
メジナ狙いならノリ餌、クロダイはイ貝やカニ餌が高実績です。
料金システムと営業時間(行く前にチェック!)
利用するには入場料が必要です。行く前に必ず確認しておきましょう。
入場料は大人900円!賢い予算計画を
大人の入場料金は900円です(※価格は変更になる場合があります。中学生以下は別料金)。 これに往復の電車・バス代とエサ代を加えると、1回の釣行で3,000円〜4,000円程度の予算を見ておくと良いでしょう。無料の公園よりは高くつきますが、「確実に楽しめるテーマパークの入場料」と考えれば決して高くはありません。
休日は激混み!「入場制限」に注意
大人気の施設ゆえの宿命ですが、土日祝日は非常に混雑します。天気の良い週末には、開園前から長蛇の列ができ、定員(250名)に達すると「入場制限」がかかって入れなくなることもあります。
ただ、休日の予約システムがあるのが大国の良いところです。
週末に行く場合は事前に予約し、「開園時間に合わせて到着する」くらいの気合が必要です。確実に釣りをしたいなら、平日を狙うのがベストです。
大黒海釣り施設の最新釣果情報【月別・季節別】
「行く前に、今の時期に何が釣れるか知っておきたい」という方に向けて、大黒海釣り施設の月別釣果情報を整理しました。施設運営元である横浜フィッシングピアーズの公式釣果データと、複数の釣果情報サイトの過去数年分のデータを参考にしています。
月別の釣れる魚カレンダー
| 月 | 主なターゲット | その他に釣れる魚 | 狙い目の釣り方 |
|---|---|---|---|
| 1月 | カサゴ、メバル、カレイ | クロダイ、シーバス、ウミタナゴ、サバ(稀) | ヘチ釣り、投げ釣り、ルアー |
| 2月 | カレイ(大型)、メバル、カサゴ | クロダイ、シーバス、ウミタナゴ | 投げ釣り、ヘチ釣り、ルアー |
| 3月 | メバル、カサゴ、ウミタナゴ、カレイ | クロダイ、シーバス、サバ(後半から) | ヘチ釣り、投げ釣り、ウキ釣り |
| 4月 | シリヤケイカ、サバ、カタクチイワシ、アジ、クロダイ | ウミタナゴ、コノシロ | エギング、サビキ、ヘチ釣り |
| 5月 | アジ、シリヤケイカ、カタクチイワシ、サバ、シロギス | クロダイ、コノシロ、サッパ、コブダイ、サヨリ | サビキ、トリックサビキ、エギング、投げ釣り |
| 6月 | アジ、イワシ、サバ、シロギス、タコ | クロダイ、コショウダイ、サッパ、シーバス | サビキ、ぶっこみサビキ、タコエギ |
| 7月 | アジ、イワシ、サバ、シロギス、タコ | クロダイ、コショウダイ、シーバス、アナゴ | サビキ、トリックサビキ、ルアー、投げ釣り |
| 8月 | イワシ、アジ、サバ、サッパ、タコ | シーバス、コショウダイ、アナゴ、シロギス | サビキ、トリックサビキ、ルアー |
| 9月 | アジ、サバ、イワシ、タチウオ、青物(ワカシ・イナダ) | シーバス、サワラ、サッパ、コノシロ、タコ | サビキ、ルアー、ぶっこみサビキ |
| 10月 | アジ、タチウオ、サワラ、青物、シーバス、カレイ | サバ、コノシロ、ウミタナゴ | サビキ、ルアー、投げ釣り |
| 11月 | アジ、タチウオ、サワラ、シーバス、カレイ | カサゴ、メバル、コノシロ、ウミタナゴ | サビキ、ルアー、投げ釣り |
| 12月 | カサゴ、メバル、カレイ、シーバス | アジ(後半は減る)、ウミタナゴ、クロダイ | ヘチ釣り、投げ釣り、ルアー |
季節別の傾向と狙い方
春(3〜5月):シリヤケイカと回遊魚シーズンの開幕
春の主役はシリヤケイカです。例年4月から5月にかけて産卵で接岸し、エギングで全体釣果100匹を超える日もある本格シーズンに入ります。狙い目は内側中央〜先端の底~中層。ただ、外側手前や内側の手前角などでも連発することもありますので、かなり幅広い場所で狙えます。
サビキ釣りも4月後半から徐々に始まり、5月にはカタクチイワシ・サバ・小型アジが釣れ始めます。GW明けくらいから本格化するため、ファミリーフィッシングデビューにはこの時期がおすすめです。クロダイは4月15日から「クロダイカップ春」が開催されるほど活発になり、ヘチ釣り・カゴ釣り・落とし込み釣りでの実績が高い時期です。
夏(6〜8月):サビキ釣りの黄金期とタコの好機
1年で最もサビキ釣りが安定する時期です。アジ・イワシ・サバの数釣りが楽しめ、特に8月のカタクチイワシは1人で100匹以上釣れることも珍しくありません。アジは1日で1,000匹を超える施設全体釣果が出る日もあります。朝まずめか夕まずめが鉄板で、日中は活性が落ちることが多いので、開園と同時に入るのか、昼過ぎからの夕まず目狙いが基本戦略です。昼過ぎから入ると、朝まず目狙いだけの人がぽつぽつ帰るので、入れ替わりで場所に入れることもあります。
タコ(マダコ)も夏のメインターゲットです。外側の根周りや先端付近をタコエギ・タコジグで探ると1kg超えの良型に出会えることもあります。ただし0.3kg未満はリリースを推奨されているので、小型は逃がしましょう。コショウダイやコブダイといった大型ゲストもこの時期に出やすいです。
秋(9〜11月):青物・タチウオの大物シーズン
大黒の真骨頂はこの時期です。10月後半から海水温が20℃前後に下がり始めると、タチウオ・サワラ・青物(ワカシ・イナダ)が回遊してきます。狙うのは外側の中央〜先端、ルアーはコアマンのVJシリーズが圧倒的な実績です。タチウオはただ巻きで反応が出やすく、初心者でも比較的釣りやすい魚です。
アジも秋は型が良くなり、20cm超えがコンスタントに上がります。10月以降はカレイ・シーバスのシーズンインも重なり、1日に複数の魚種を狙える贅沢な時期です。ただし最も混雑する季節でもあるので、土日に行くなら必ず予約をしてください。
冬(12〜2月):根魚・カレイのじっくり勝負
水温が下がり、回遊魚の数は減ります。代わりに根魚(カサゴ・メバル)のヘチ釣りと、投げ釣りでのカレイ狙いが面白い時期です。特にカレイは2月末から3月にかけて産卵後の大型が釣れるため、本気で狙う釣り人が増えます。
ルアー釣りでは、シーバスがこの時期も狙えます。冬は居着きの個体が多く、外側手前のテトラ際で実績が出ています。釣り人が少ないので場所選びの自由度が高く、ゆったり釣りをしたい方にはむしろおすすめのシーズンです。
とはいえ厳しい時期なのは確かなので、正直に言うと初心者の方の釣りデビューには向かないタイミングです。
リアルタイム釣果のチェック方法
大黒海釣り施設の釣果は、運営元である「横浜フィッシングピアーズ」の公式サイトで毎日更新されています。行く前にチェックしておくと、その日の狙いを絞れます。
公式釣果情報:横浜フィッシングピアーズ 大黒海釣り施設 釣果情報
あわせて、アングラーズ、X(旧Twitter)で「大黒海づり」「大黒海釣り」と検索すると、その日に行った釣り人のリアルな釣果が見られます。週末に行く前夜にチェックする習慣をつけるのがおすすめです。
ここで何が釣れる?初心者におすすめの狙い方
いろいろ書きましたが、結局何を狙えるのか整理します。
とりあえず「サビキ釣り」でアジ・イワシを狙え!
初心者は迷わず「サビキ釣り」から始めましょう。 特に春〜秋にかけては、良型のアジやイワシ、サバなどの回遊魚が群れで入ってきます。周りの人が釣れ出したらチャンスタイム。カゴにエサを詰めて落とすだけで、誰でも簡単に釣ることができます。
夢の大型魚!クロダイやコショウダイも狙える
大黒のポテンシャルは小物だけではありません。足元の壁際(ヘチ)や、少し投げた先には、強烈な引きを楽しめる大型魚が潜んでいます。 クロダイ(チヌ)や、独特の模様が美しいコショウダイなど、無料公園ではなかなかお目にかかれないターゲットを狙うことも可能です。サビキ釣りに慣れてきたら挑戦してみてください。
大国海づり施設で釣れる魚一覧
良く釣れる魚:カタクチイワシ、アジ、コノシロ、サバ、クロダイ、カサゴ、イシモチ、シロギス、サッパ、セイゴ、ムツッ子
たまに釣れる魚:シーバス、メバル、メジナ、コショウダイ、タコ、サヨリ、シリヤケイカ、タチウオ、カワハギ、シマイサキ、マイワシ、ベラ、カレイ、フグ、ボラ、アカエイ、ドチザメ、ネコザメ
稀に釣れる魚:サワラ、サゴシ、ブリ類、ソウダガツオ、アオリイカ、アイナメ、キジハタ、真鯛
狙える魚種数、釣果ともに東京湾では最高峰の釣り場です。個人的には本牧よりもいろいろやりようがあって好きなくらいです。混雑時の釣り方制限も本牧よりは緩いですし。アジもまずめの喰いがはっきりしている時は本牧より一人当たりの釣果はかなりいいイメージです。人が比較的少ない分コマセがばらけすぎないのが良いのかもしれませんね。
なぜ「大黒海づり施設」が初心者最強の釣り場なのか?3つの理由
東京湾には数多くの釣り場がありますが、なぜわざわざお金を払ってまで大黒に行くべきなのでしょうか? 初心者にこそおすすめしたい、決定的な3つの理由があります。
理由1【鉄壁の安全性】高い柵で落ちる心配ゼロ!
最大の魅力は、その安全性です。 無料の港湾部や堤防では、海に落ちたら上がってこれないような場所や、柵が低くて怖い場所が多くあります。
しかし、大黒海づり施設は釣り場全体が大人の胸の高さほどある頑丈なフェンスで囲まれています。これなら、小さなお子様連れのファミリーや、海釣りが初めての女性でも、絶対に海に落ちる心配がありません。この「恐怖心なく釣りに集中できる環境」はお金に変えがたい価値です。
理由2【圧倒的な魚影】ボウズ逃れ率が段違い!
有料施設ならではの強みが、魚の多さ(魚影の濃さ)です。 ここには毎日数百人の釣り人が訪れ、大量のエサ(コマセ)を海に撒いています。そのため、周辺の魚たちが常にエサを求めて集まってきており、魚が居着いている状態になっています。

↑この日は朝の数時間で30匹を超える釣果。仕掛けは上記白サビキ。
無料の公園で一日粘って0匹、という日でも、大黒なら何かしら釣れる可能性が非常に高いです。「とにかく魚の引きを味わってみたい」という初心者にとって、このボウズ逃れ率の高さは最強のメリットです。
理由3【完璧な設備】売店・トイレ完備で手ぶらもOK
快適さも段違いです。施設内には充実した売店があり、エサや仕掛けが足りなくなってもその場で買い足せます。カップ麺や飲み物も売っているので食事の心配もいりません。
さらに、清潔な水洗トイレ、疲れた時に休める休憩所、そして何より嬉しいのが「ゴミ箱」が完備されていることです。釣具のレンタル(有料)も行っているので、最悪手ぶらで行っても釣りが成立します。このホスピタリティは有料施設ならでは。
コマセの餌の袋など、持ち帰るととても臭いのでゴミ箱は大助かりです。
東京から電車とバスでGO!迷わないアクセス方法
大黒海づり施設は横浜の工場地帯にありますが、電車とバスでアクセス可能です。
最寄りはJR「鶴見駅」または「横浜駅」
東京方面から向かう場合、ターミナル駅であるJR京浜東北線などの「鶴見駅」か「横浜駅」がバスの出発点になります。どちらの駅からもアクセス可能です。
横浜市営バス109系統 横浜駅東口発
→「大黒海づり公園」下車
17系統 JR鶴見駅前発
→「大黒海づり公園」下車
市営バスで約20分〜40分!本数に注意
各駅のバスターミナルから、横浜市営バス(17系統など)に乗車し、「大黒海づり公園」バス停で下車します。所要時間は20分〜40分程度です。
注意点として、バスの本数はそれほど多くありません(1時間に1〜2本程度の場合あり)。 必ず事前に時刻表をチェックし、帰りのバスの時間も確認しておくことを強くおすすめします。
帰りのバスは特急と急行の二種類あります。所要時間は特急の方がやや短く、いわゆる高速バスのような特殊なバスで快適ですが車内のスペースは狭いです。急行は普通のバスなので、荷物が多い方は急行を利用する方が良いでしょう。
まとめ
大黒海づり施設の魅力を整理します。
- 鉄壁の安心感:高いフェンスで絶対に落ちない。設備も完璧。
- 約束された釣果:魚影が濃く、ボウズのリスクが極めて低い。
- 対価を払う価値:900円で「快適で確実な釣り体験」を買うことができる。
「無料」という言葉は魅力的ですが、その裏には「混雑」「汚い」「釣れない」というリスクが隠れていることもあります。
せっかくの貴重な休日です。少しだけお金を払って、ストレスフリーな環境で思いっきり釣りを楽しみ、クーラーボックスを魚でいっぱいにする体験をしてみませんか?
大黒海釣り施設 よくある質問(FAQ)
Q. 大黒海釣り施設の水深はどれくらいですか?
足元の水深は約7.5m~9m、30m沖から先は約17mまで深くなる地形になっています。手前から既に水深があるため、遠投の難しい初心者でも釣果が出やすい構造です。先端付近は潮の流れが速く、最も水深と潮通しが良いポイントです。
Q. タモ網はどれくらいの長さが必要ですか?
5m以上のタモ網を強く推奨します。(干潮時を考え、できれば6m)手すりの高さが約1.1mあり、足元の水面までの距離が一般的な堤防より長いです。4m以下のタモだと大物がかかった時に届かず、せっかくの魚を逃すことになります。周りに慣れている方がいるときはタモ入れをしてもらえることもありますが、できれば持参しましょう。タモは長めを買っておくのが正解です。
↑一生モノとは言いませんが、これで必要十分。頻繁に使っていると接着が緩んで先端のタモ部分が外れる(実体験)ので、予算に余裕がある方はメーカー品のしっかりとしたものを購入しましょう。
↑安心安全のダイワ。価格もメーカー品のタモセットの中では最も安価。
Q. 営業時間と休園日は?
| 期間 | 営業時間 |
|---|---|
| 11月〜2月 | 7:00〜17:00 |
| 3月 | 6:00〜18:00 |
| 4月〜10月 | 6:00〜19:00 |
休園日は施設点検日と年末年始です。点検日は不定期なので、行く前に公式サイトで確認することをおすすめします。
Q. 入場料金はいくらですか?回数券はありますか?
1回券の料金は、大人900円、中学生450円、小学生300円です。1年有効の回数券もあり、頻繁に通う方には断然お得です。また、毎週金曜日は「濱ともカード」を提示すると入場料が半額になります(横浜市民・60歳以上対象)。
Q. 予約は必要ですか?
土曜・日曜・祝日は予約が必要です。当日朝8時までに入場するための予約システムが運用されています。平日は予約不要で、当日先着順で入場できます。予約方法は公式サイトから確認してください。
予約は開場時間前に到着すれば予約順で入場ですが、それを過ぎると予約順は関係なくなります。予約はあくまで8時までの入場確約であって、複数人で横並びで入れるとは限りませんので注意しましょう。
Q. 売店ではどんなものが売っていますか?値段は?
売店ではアミエビブロック・付けエサオキアミやイソメなどの餌、サビキ仕掛け、トリックサビキ仕掛け、ハリス、糸、針、オモリなど、釣りに必要な基本的な物は一通り揃っています。(オキアミブロックは売っていません!)アミエビは1ブロック500〜600円程度、サビキ仕掛けは300〜500円程度です(価格は変動するため、最新情報は施設で確認してください)。カップ麺・飲み物・お菓子も売っているので、食事の心配もいりません。
Q. 釣具のレンタルはできますか?
有料でレンタルできます。竿・リール・仕掛けがセットになったレンタルプランがあるので、手ぶらで行っても釣りが成立します。ただし、釣行回数が増えてくれば自前の道具を揃えた方が圧倒的に安くなります。最初の1〜2回はレンタルで様子を見て、続けるなら購入を検討するのがおすすめです。
Q. 駐車場はありますか?
収容台数約200台の駐車場が併設されています(料金別途)。ただし当ブログのテーマでもある通り、電車とバスでも十分アクセスできます。週末は駐車場も混雑するので、車で行くなら開園時間に合わせて到着するのがおすすめです。
Q. 雨の日でも釣りはできますか?
雨でも営業しています。屋根のある休憩所もあるので、土砂降りの時は一時避難できます。ただし強風・雷・荒天時は安全のため一時閉鎖されることがあります。雨の日はむしろ空いていて狙い目という見方もありますが、雷の予報が出ている日は釣行を控えてください。
Q. 竿は何本まで使えますか?
1人2本までです。3本以上は禁止されています。休日は横との間隔も狭いので、複数の竿で違うタナを探りたい場合は、平日の釣行を選んでください。
Q. 釣った魚にサイズ制限はありますか?
15cm以下の根魚はリリース推奨、16cm以上のみ釣果としてカウントされます。タコは0.3kg未満の小型はリリース推奨です。マダイ・カサゴなどの魚は成長が遅いため、小型の場合は特にリリースが推奨されています。資源を守る意味でも協力しましょう。
Q. 撒き餌(コマセ)のルールはありますか?
柄杓を使った撒き餌と団子釣りは禁止されています。撒き餌はサビキカゴに入れて使うか、ぶっこみサビキの形で使用してください。フカセ釣りでクロダイを狙う場合も、柄杓は使えないので注意が必要です。
本牧海づり施設とはルールが異なります。
Q. トイレや休憩所はありますか?
清潔な水洗トイレ、空調の効いた休憩所、自動販売機が完備されています。隣接する大黒海釣り公園にもトイレと自販機があります。女性やお子様連れでも安心して1日過ごせる環境が整っているのが、有料施設ならではの強みです。
更新履歴
わかりやすいように、今後更新した際はここに更新の概要を追記します。
2025-11-27 初版投稿
2025-11-28 サビキ釣りの解説記事を作成、リンク追加
2026-01-22 一部誤植訂正
2026-4-28 Q&Aセッション、釣果カレンダーを追加



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