【初心者必読】東京湾の毒魚図鑑!釣れたら絶対に触ってはいけない魚ワースト3とマナー

初心者ガイド

知らなかったでは済まされない!釣り場での「3つの絶対マナー」

釣りは自然相手の遊びですが、そこには必ず「他の利用者」がいます。特に都内の釣り場は混雑しているため、ほんの少しの配慮不足が大きなトラブルや「釣り禁止」という最悪の結果を招きます。

これだけは絶対に守ってほしい、3つの鉄則を解説します。

ゴミは必ず持ち帰る(釣り禁止の原因No.1)

断言しますが、ゴミを捨てて帰る人は釣りをする資格がありません。 現在、東京湾の多くの堤防が「釣り立ち入り禁止」になっていますが、その最大の原因は釣り人が放置したゴミ(仕掛けのパッケージ、絡まった糸、エサの袋、空き缶)です。

「誰かが片付けてくれるだろう」という甘えは捨ててください。自分の出したゴミはもちろん、目についたゴミも拾って帰るくらいの気持ちが、自分たちの遊び場を守ることにつながります。

投げる時は周囲を確認(アンダースロー推奨)

ルアーやオモリには鋭い針がついており、投げるときは凶器に変わります。 竿を大きく振りかぶって投げる(オーバーヘッドキャスト)時は、必ず後ろを振り返り、人がいないことを目視で確認してください。

特に豊洲や若洲のような公園施設では、後ろをランニングしている人が通ることがあります。混雑している場所では、竿を振りかぶらず、下からふわりと投げる「アンダースロー」を徹底しましょう。

挨拶と場所の譲り合い(トラブル回避)

釣り場でのトラブルの多くは、場所取りに関連するものです。 隣の人との距離が近い時は、黙って割り込むのではなく、「ここに入ってもいいですか?」「横でやらせてもらってもいいですか?よろしくお願いします。」と一言声をかけましょう。

この一言があるだけで、お互いに気持ちよく釣りができますし、もし大物が釣れた時に網ですくってもらえる(タモ入れ)など、助け合いが生まれることもあります。

【写真あり】東京湾でよく釣れる「毒魚」ワースト3

ここからは、命に関わる話です。 東京湾の堤防釣りでは、アジやサバに混じって「刺されると激痛が走る魚」が頻繁に釣れます。初心者がやりがちな「何かわからないけど素手で針を外そうとする」行為は、自殺行為です。

特によく釣れるワースト3を紹介しますので、姿とかたちを脳に焼き付けてください。

第1位:ゴンズイ(集団でいる、ヒレに毒)

夜釣りで最も遭遇率が高いのが、ナマズを小さくしたような魚「ゴンズイ」です。 茶色い体に黄色い縞模様があり、ヒゲが生えているのが特徴です。「ゴンズイ玉」と呼ばれるボール状の群れを作るため、一匹釣れると連続して釣れることがあります。

こんな見た目。特徴的な白の側線と口元のひげで見分けよう。

このように見た目は少し可愛いですが、背びれと胸びれに強力な毒針を持っています。刺されると焼けるような激痛が長時間続き、患部が大きく腫れ上がります。その見た目故に子供が触ってしまいがちですが、釣れたら絶対に手で触らず、魚バサミ(トング)で慎重に扱ってください。

第2位:アイゴ(ヒレに毒、暴れるので注意)

サビキ釣りをしていると、アジに混じって釣れることがあるのが「アイゴ(バリ)」です。 茶色っぽく平たい体をしており、ウサギのような顔をしています。

東京湾の釣り場、東扇島西公園で実際に釣れたアイゴ

この魚の厄介な点は、背びれ・腹びれ・尻びれのほぼ全てのトゲに毒があることです。さらに、釣り上げるとビチビチと激しく暴れ回るため、針を外そうとした瞬間に手に刺さる事故が多発しています。美味しい魚ですが、初心者のうちは無理をせず、写真のように魚ハサミで挟み、プライヤーなどで針を外してリリースするのが無難です。

近年東京湾でアイゴの稚魚が群れるようになってきていて、本牧海づり施設や東扇島西公園など、初心者の方が多い釣り場で連日釣りあげられています。先日も施設の休憩室で手をお湯につけているお父さんと子供を目撃しました。今最も注意が必要な魚です。

第3位:アカエイ(尻尾に猛毒、絶対に近づかない)

海底(ボトム)付近を狙っていると、強烈な引きとともに座布団のような物体が上がってくることがあります。これが「アカエイ」です。

大物だ!と思ったらこれが上がってくるのは東京湾あるある。慣れていないなら陸にはあげないようにしよう

エイの長い尻尾には、ノコギリ状の巨大な毒針があります。これに刺されると、長靴やスニーカー程度なら貫通し、筋肉が壊死するほどの重傷を負うこともあります。 もし水面まで上げてしまっても、絶対に堤防の上に引き上げてはいけません。近づくだけで危険ですので、水面で糸を切ってさようならしましょう。

もし毒魚に刺されてしまったら?緊急時の応急処置

どれだけ気をつけていても、魚が跳ねたり、針を外す瞬間に刺されてしまう事故は起こり得ます。 もし毒魚に刺されてしまった場合、パニックにならずに以下の処置を行ってください。この知識があるかどうかで、その後の痛みが劇的に変わります。

患部を熱めのお湯につける(タンパク毒の分解)

魚の毒の多くは「タンパク質性」であり、熱に弱いという性質を持っています。 刺された箇所を真水で洗い流した後、「火傷しないギリギリの熱めのお湯(45℃〜50℃程度)」に患部を浸してください。

これにより毒のタンパク質が分解・変性し、耐え難い痛みが和らぐことがあります。近くに自販機があれば、ホットの飲み物を買ってタオル越しに当てるのも応急処置として有効です(※火傷には注意してください)。

無理に針を抜かずに病院へ

毒針、特にアカエイのトゲには「返し」がついており、無理に引き抜こうとすると傷口が広がり、出血する恐れがあります。また、トゲが折れて体内に残ってしまうこともあります。

刺された場合は、無理に処置しようとせず、すぐに釣りを中止して病院(皮膚科や外科)へ行ってください。 激痛で運転ができなくなる可能性もあるため、救急車を呼ぶ判断も躊躇してはいけません。

まとめ

最後に、自分の身を守るためのポイントを整理します。

  • 素手はNG:正体がわからない魚は、絶対に素手で触らない。
  • 道具の準備:100円ショップのものでも良いので、「魚バサミ(フィッシュグリップ)」「プライヤー(ペンチ)」は必ず持参する。ダイソーに販売があります!
  • マナー厳守:ゴミを持ち帰り、周囲に配慮することが、釣り場を守ることにつながる。

「知らなかった」で怪我をしてしまうと、せっかくの楽しい釣りが台無しになってしまいます。 「怪しい魚は触らない、糸を切って逃がす」。この勇気を持って、安全に東京湾の釣りを楽しんでください。

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